<Header>
<Author: 李華>
<Title: 春行寄興>
<Format: 格式不明>
<Year: 1965>
<BookName: 唐詩選　下>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 春行興（しゅんかうきょう）を寄（よ）す>
<BookPage: 316>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
宜陽城下草萋萋，
澗水東流復向西。
芳樹無人花自落，
春山一路鳥空啼。
<End Poem>
<Translation>
宜陽の郊外では町をかこむ城壁の下に若草がやわらかく生いしげり、その間をぬって東へ流れる谷川の水は、途中で折れて西にむかって流れてゆく。かぐわしい木々のあたりには人っこひとりも見えず、ただ咲いた花がひとりでにはらはら散っている。春の山路は、どこまで行っても鳥があてもなく鳴いているばかり。
<End Translation>
<Formatted Translation>
宜陽の郊外では町をかこむ城壁の下に若草がやわらかく生いしげり、
その間をぬって東へ流れる谷川の水は、途中で折れて西にむかって流れてゆく。
かぐわしい木々のあたりには人っこひとりも見えず、ただ咲いた花がひとりでにはらはら散っている。
春の山路は、どこまで行っても鳥があてもなく鳴いているばかり。
<End Formatted Translation>